If歴史アナキスライヒ

ポーランド王国とは第一次世界大戦中にドイツの衛星国として建国された君主制国家である。

1914年8月のタンネンベルクの戦い?以降東部戦線?は同盟国優勢のまま推移した。1916年にドイツはポーランドに協力政府を設立し、11月5日勅令で正式にポーランド摂政王国が成立、名目上ではあるがポーランドは独立国となった。

初め国王にはハプスブルク家のカール・シュテファン?大公が有力視された。彼自身ポーランドとは深い関わりがあったが当主であるカール1世が許可を出さなかったため大公は即位できなかった。国王不在のまま王国は摂政会議に率いられることになった。1918年に入るとブレスト＝リトフスク条約の締結によってロシアに独立が承認され、ポーランドはロシアからの独立にも成功した。しかし19月のオーストリア革命、11月のドイツ革命で同盟国の協力者であったポーランドは危機に陥った。当時の摂政会議長であったピウスツキはオーストリアと協力関係を結び東方地域の立国の地位に登りつめた。当時のポーランド＝リトアニア共和国の領土を再興しようとするピウスツキは将来的にはこれらの国を支配する予定であった。そのためにロシアのソビエト政権は邪魔な存在であり倒す必要があった。

ピウスツキはソビエトが自ら戦争を起こすように様々な戦争工作を行った。まず積極的にロシア内戦で白軍に支援を行い、この情報を意図的にソビエト政権に流した。また、12月7日にかつての5月3日憲法の有効を宣言し、ヤギェウォ理念を打ち出した。こうした挑発行為に併せて12月10日にドイツ軍が撤退したことで、トロツキーはベラルーシ人民共和国領土に侵攻した。ポーランドはこの軍事作戦に中央同盟国として介入することで東方戦争が勃発した。