オーランド諸島問題はスウェーデン王国とフィンランド王国、及びロシア社会主義連邦ソビエト共和国によるオーランド諸島の領土問題である。
オーランド諸島
オーランド諸島
1918年2月13日、ロシアとの休戦を破棄し15日戦争?を展開したドイツはロシアのオーランド島にある軍事要塞を攻撃し20日に同地を占拠した。その後に締結されたブレスト=リトフスク条約ではこの地に対して何も言及されず、名目上ロシア帝国の領土であった。1918年11月にドイツでドイツ革命が発生し、11月7日にドイツは同地を放棄した。予てより同地の領有権を主張していたスウェーデン王国?は空白地帯になったオーランドに10日に進駐した。島民の多くがスウェーデン系であるオーランドはスウェーデンへの編入に喜んだ。しかし12月に入ると赤軍はドイツが撤退した東欧を回収しようと東方戦争を始め、オーランドも赤軍の攻撃予定地に指定された。だが赤軍はポーランドに敗北しオーランドに侵攻できなかった。また一方で旧ロシア帝国領の分割協議のためにリガ会議が開かれ、オーランド諸島はフィンランドによる領有が決定した。この時スウェーデンは大戦に参戦していなかったため会議に呼ばれなかった。1月12日、フィンランドはオーランド諸島の領有を宣言し、名目上の領有権はロシア帝国からフィンランドに移った。
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