If歴史アナキスライヒ

　チェリャビンスク事件は1918年5月14日に、チェリャビンスクに留置されていたチェコ軍団が、ハンガリー兵との乱闘を機に、チェリャビンスクを占拠し、赤衛軍と交戦する事件。ロシアに留められていたチェコ軍団は蜂起し、赤軍は一層苦戦を強いられるようになった。またチェコ軍団の救出を目的として日本、アメリカ、イギリスがシベリアに出兵した(シベリア出兵?)。

　第一次世界大戦後期、二月革命?と十月革命?の発生によって、形式上捕虜となっていたチェコ軍団はロシアに取り残されてしまった。一行はウラジオストクに向かい大西洋を横断してアメリカ経由でドナウ地方に帰還する予定であった。1918年3月26日に、ボリシェヴィキ政府は自身が占拠するシベリア鉄道で武装解除したチェコ軍団のウラジオストクへの移動を許可した。しかし4月5日、ウラジオストクにてロシア人が日本人を殺害、日本軍が市内に進駐したためボリシェヴィキは日本の干渉が始まったと考え、チェコ軍団の移動を停止、チェリャビンスクにチェコ軍団を留置した。

　留置中のチェコ軍団は5月14日、チェリャビンスクで同じく留置中のハンガリー軍の兵士と乱闘し、ボリシェヴィキ当局がチェコ人を逮捕するという事件が発生した。チェコ人は赤衛軍によって拘束されたが、チェコスロバキア兵が武力で同志を奪還し赤衛隊を武装解除、市内の武器庫を奪取した。モスクワのレーニンはチェコスロバキア軍の武装解除と武装兵の射殺を指示。26日にトロツキーもペトログラードでチェコスロバキア軍を反乱軍と見なし通達したため、チェコ軍団は赤衛軍と交戦せざるをえなかった。こうしてチェコ軍団はチェリャビンスクにて白軍とともに赤衛軍と戦った(チェコ＝ソビエト戦争?)