If歴史アナキスライヒ

スパルティ条約とは第一次世界大戦末期に締結された、ギリシャ内戦の講和条約である。

　1918年9月23日にギリシャ内戦は王党派の勝利で終戦したがドイツやオーストリアは革命の影響でこれらに対応しきれなくなった。そのため講和会議はブルガリアの主導によって行われた。

・ギリシャ共和派は全ての武装を解除する
・ギリシャはストルマ川以東をブルガリアに割譲する
・ギリシャは99年間テッサロニキをブルガリアに譲渡する
・ギリシャはクレタ島をオスマン国に割譲する
・ギリシャは北イピロス、イスタンブール、キプロスの領有権を放棄する
・ギリシャによるドデカネス諸島の領有を承認する
・ギリシャにおけるブルガリアの領事裁判権を保証する
・イギリスは一切の軍事基地をギリシャに置けない

　以上のような不平等条約を結ばれ、ギリシャは主権国家の地位を失った。また、会議でのブルガリアの主導権はギリシャでの戦後レジームに少なからず影響し、後にギリシャは公国に格が下がる