If歴史アナキスライヒ

トリポリタニア共和国はリビアのトリポリタニアに成立したイタリア系のアフリカ植民地である。

　第一次世界大戦で協商国?側で参戦したイタリア王国?はシチリア革命の発生で中途離脱した。イタリア植民地であったイタリア領リビア?は革命に大きく動揺した。リビアの政治家スライマーン・アル・バルニは1918年にリビア共和国の独立を宣言した。このスライマーンによる政権は列強から支持を得られないどころか、新たな植民地として英仏から狙われるようになった。そこで政府は当時内戦を行っていたソビエトに急接近したが未だにイタリア的な経済のリビアは追い返された。
　1919年になるとフランス内戦が本格化し、地中海はフランス南軍への支援をする上で要所となった。この援助ルートを阻止すべくフランス北軍は南軍征討を名目に1922年にイタリアのサルデーニャに侵攻した。直前にオーストリアと講和したフランス北軍はイタリア軍の抵抗を受けずにサルデーニャを占領した。一方アルジェに本拠地をおいたフランス南軍はイタリアが北軍の手に渡ると考え、アフリカにあるイタリア植民地に制圧に乗り出した。地中海岸にあるリビアは戦略的に重要な拠点と判断されフランス南軍はリビアに侵攻した。正規軍を持たないスライマーン政権はフランス正規軍に圧倒されすぐに崩壊、スライマーンはエジプトに亡命するに至った。フランス南軍はオスマン帝国と交渉してキレナイカにサヌーシー教団を主軸としたキレナイカ教国?を成立。フェザーンはフランス領フェザーンとして植民地にし、トリポリタニアにトリポリタニア保護国を設立した。しかしこの政権はイタリア人の反発によって安定しなかった。その後政権はイタリア本土から追放されたアナキストを主軸に運営されたことでフランス軍政は終了した。こうして成立したのがトリポリタニア議会統治政府である。